出版社内容情報
組織のメンバーは,それぞれ自組織についてのイメージを持っている。そのことが,変化する環境へ対応しようとする際どのように影響するのか。そして,結果として「落とし穴にはまる組織」のメカニズムはどのようなものか。損害保険業における事例をもとに明らかにする。
第1章 問題の所在と分析フレームワーク
第2章 分析に用いる概念
第3章 分析対象と方法
第4章 コンフリクトを引き起こす制度環境への適応
第5章 制度環境の変化への能動的な関与
第6章 制度環境の変化と組織の受動的対応
第7章 制度環境変化への繰り返される過剰反応
第8章 結論と課題
参考文献
佐藤 秀典[サトウヒデノリ]
著・文・その他
内容説明
明確な組織アイデンティティの形成は、環境変化への対応にどのような影響を及ぼすのか―組織の独自性が明確になっていない場合、他者との間に適切な差異を構築することが難しく、環境変化に過剰に反応してしまうことが新たな問題を生み出す。結果として「落とし穴」にはまる組織のメカニズムを、損害保険業における事例より明らかにする。
目次
第1章 問題の所在と分析フレームワーク
第2章 分析に用いる概念
第3章 分析対象と方法
第4章 コンフリクトを引き起こす制度環境への適応
第5章 制度環境の変化への能動的な関与
第6章 制度環境の変化と組織の受動的対応
第7章 制度環境変化への繰り返される過剰反応
第8章 結論と課題
著者等紹介
佐藤秀典[サトウヒデノリ]
筑波大学ビジネスサイエンス系准教授。博士(経済学)(東京大学)。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学後、東京大学ものづくり経営研究センター特任助教、長崎大学経済学部准教授、横浜国立大学国際社会科学研究院准教授を経て現職。専門は経営組織論。論文に「ルーチン形成における管理者の認識とパワー―自動車販売現場における管理者の役割」『組織科学』47(2)、2013年、47‐58頁(第31回組織学会高宮賞論文部門)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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