派遣労働という働き方―市場と組織の間隙

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派遣労働という働き方―市場と組織の間隙

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  • サイズ A5判/ページ数 330p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641164970
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C1034

出版社内容情報

制度改正等にも促される形で増加傾向にある派遣労働者は,分離した指揮命令関係と雇用関係のもと,いかなる困難に直面し,それをどう乗り越えようとしているか。質的調査で当事者視点に迫りつつ,「仕事の質」概念によって,その多様な側面を総合的に検討する。

第1部 派遣労働の捉え方
第1章 問題設定──派遣労働とは何か/第2章 先行研究の検討──どのように議論されてきたか/第3章 分析の視点・枠組み・方法──どのように捉えるか
 第2部 派遣労働者が経験する困難
第4章 賃金と付加給付/第5章 雇用の安定性と能力開発機会/第6章 仕事の自律性と労働時間
 第3部 派遣労働者が困難に対処する方策
第7章 派遣労働の受容──派遣労働者のジレンマ/第8章 派遣労働の回避──正規労働者への転換とフリーランスとしての独立/第9章 派遣労働の克服──雇用関係とネットワーク
 第4部  派遣労働者が従事する仕事の質
第10章 就業形態による比較──正規労働よりも劣るか/第11章 なぜ劣るのか──労働契約と雇用関係による比較
終 章 派遣労働とはどのような働き方か

島貫 智行[シマヌキトモユキ]

目次

第1部 派遣労働の捉え方(問題設定―派遣労働とは何か;先行研究の検討―どのように議論されてきたか;分析の視点・枠組み・方法―どのように捉えるか)
第2部 派遣労働者が経験する困難(賃金と付加給付;雇用の安定性と能力開発機会;仕事の自律性と労働時間)
第3部 派遣労働者が困難に対処する方策(派遣労働の受容―派遣労働者のジレンマ;派遣労働の回避―正規労働者への転換とフリーランスとしての独立;派遣労働の克服―雇用関係とネットワーク)
第4部 派遣労働者が従事する仕事の質(就業形態による比較―正規労働よりも劣るか;労働契約と雇用関係による比較―なぜ劣るか)
派遣労働とはどのような働き方か

著者等紹介

島貫智行[シマヌキトモユキ]
一橋大学大学院商学研究科教授。1971年生まれ。1995年慶應義塾大学法学部卒業。総合商社人事部門勤務を経て、2007年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学。山梨学院大学現代ビジネス学部専任講師、一橋大学大学院商学研究科専任講師、同准教授を経て、2017年より現職。一橋大学博士(商学)。専門は人的資源管理論。主な著作に、「派遣労働者の人事管理と労働意欲」(『日本労働研究雑誌』第566号、2007年、第9回労働関係論文優秀賞受賞)、「人材マネジメントの分権化と組織パフォーマンス」(『組織科学』第42巻4号、2009年、第26回組織学会高宮賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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