内容説明
現代に生きる在来産業の代表格・清酒業―主食の米を原料とし担税物資としての位置づけも大きい斯業は、近代化をいかに経て、今にいたるか。その間、商業者が果たした役割は、いかなるものか。江戸後期から戦後まで250年の、流通の歴史を描出。
目次
序章 酒類流通システムを考える意義
第1章 問屋主導型流通システムの成立―江戸後期~明治前期
第2章 酒造経営の近代化と販売革新―明治後期~昭和初期
第3章 異業種から清酒流通への参入―明治中期~昭和初期
第4章 酒販店の乱売問題―大正~昭和初期
第5章 原料不足下の酒類産業―戦時期~戦後復興期
第6章 清酒製造業における近代化と過剰生産―1950~70年代
終章 酒類流通システムのダイナミズム
著者等紹介
二宮麻里[ニノミヤマリ]
1968年大阪に生まれる。1999年大阪市立大学大学院経営学研究科商学専攻後期博士課程単位取得満期退学。福岡大学商学部専任講師。現在、福岡大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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