内容説明
会計基準の最新の国際動向をフォローして補訂。会計の「なぜ」を考え、本質を理解する!
目次
序章 企業会計を学ぶ
第1章 企業会計の役割
第2章 企業会計の仕組み
第3章 資本と利益の情報
第4章 収益認識のルール
第5章 費用の認識と配分
第6章 負債の認識と測定
第7章 純資産の開示と規制
第8章 企業結合の会計情報
第9章 日本の会計制度改革
付録A 会計基準の国際動向から
付録B 財務諸表の標準様式
著者等紹介
斎藤静樹[サイトウシズキ]
1942年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。東京大学名誉教授、明治学院大学名誉教授。企業会計基準委員会(Accounting Standards Board of Japan;ASBJ)委員長(初代、2001~07年)のほか、企業会計審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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茶幸才斎
3
投資家は、企業価値を将来期待できる利益によって測る。その目的のため(だけかどうか知らないが)、キャッシュフローをベースとして、貸借対照表の資産評価と損益計算書の利益評価を連携させる企業会計が使われる。本書では、企業会計を構成する資本と利益、収益、費用と負債、純資産の考え方を示し、それらがどんな仕組みとルールで会計情報として編纂されるか解説している。入門とあるが、本書をテキストとして講義を受けるか、実際に会計事務をかじっているかでないと、私のような門外漢が内容を読み込むのは難しい。にわか投資家への道は遠い。2020/05/23
帯長襷
2
まぁ初心者に優しい「入門」じゃないです(笑)が、「数字遊び」「特殊用語の暗記」ではなく、「なんで会計が必要なのか」「どういうことを考えながら数字や財務諸表に向き合わないといけないのか」を立ち止まって考えるツールなのではないかと思います。…それがわかっただけで、内容はわかってないのですが!(笑)特に各章末にあるディスカッションのテーマは、多少財務諸表がわかる複数人で話し合うと面白いのではないかと。2018/07/26
TadashiK
1
各章の最後にあるDiscussionの内容がなかなか中身が濃く考えさせられるので、受け身にならずしっかり会計が身になります。2016/08/09
Great Eagle
1
入門書とありますがどうしてどっこいとても内容ある本でした。特に包括利益OCIによる資産負債と純利益との調整についてはとても参考になりました。このような内容は、よく出来ていないところなんですね、おじさんは会計ビックバンの際に海外赴任しており、どうもその当時の日本の変化について行っていなかったのです。と言い訳。2016/05/14
DJ物見やぐら
0
入門と言いつつも概念的な話が多くそれなりに難しい。初歩的な会計の本を読んでからじゃないとおそらくきつい。2017/05/30