内容説明
地域間の租税をめぐる競争はどのような状態をもたらすのか―発展著しい理論研究の成果を包括的にサーベイし、公共サービス・公共要素に関わるモデル分析を徹底して行う。体系的な理解を促しつつ、地方分権化の意味を明らかにする渾身作。
目次
第1部 租税競争の理論―資本税競争を中心として(ZMWモデルと租税競争理論の展開;地域規模の影響と非同質地域間の租税競争;複数の税が利用可能なケース;地域間人口移動 ほか)
第2部 資本税競争と公共要素(租税競争文献における公共要素の研究;ZMモデルと地方公共要素;公共要素の分類;租税競争と要素貢献型・企業貢献型公共要素 ほか)
著者等紹介
松本睦[マツモトムツミ]
1967年1月生まれ。神戸大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了。大分大学経済学部助教授などを経て、立命館大学経済学部教授(専攻:公共経済学、財政学)。経済学博士(神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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