内容説明
激動の時代の中小企業政策とは?戦後の中小企業政策はいかなる変遷を辿ってきたのか。40年にわたり中小企業審議会等の専門委員あるいは委員として、調査、政策決定に関わってきた著者が、歴史的経緯を踏まえて論じる。二重構造論批判からベンチャービジネス論、そして中小企業基本法の全面改正と、一貫して「創業」を重視してきた著者の論点は、今後の中小企業政策を指し示す。
目次
序章 20世紀の中小企業と中小企業政策
第1章 中小企業庁の設置
第2章 戦後復興・自立期の中小企業政策
第3章 二重構造思想と中小企業政策
第4章 中小企業基本法の制定
第5章 中小企業近代化政策の展開
第6章 中小企業の構造変動と中小企業観の変化
第7章 中小企業と調整政策
第8章 中小企業政策思想の変化
第9章 中小企業政策の評価
第10章 中小企業基本法の全面改正
第11章 戦後中小企業の成果
終章 歴史的変動と中小企業
中小企業政策の歴史