内容説明
めざましい経済発展と地域統合の進展で注目を集める東南アジア。旧宗主国の史料解読や系統的な現地聞取り調査から、日本の企業活動とも関連深く、新たな国際分業体系を作り上げるなかで産業社会化が進むこの地域の経済発展を跡づけ、現段階をリアルに把握し、今後の方向を提示する。
目次
第1章 東南アジアの現在
第2章 東南アジアという地域世界
第3章 支配からの離脱
第4章 「国民経済」の追求
第5章 脱植民地経済希求の転回点
第6章 開発戦略の発見
第7章 ASEAN経済の形成―産業社会化のプロセス
第8章 産業社会の確立とFTA
著者等紹介
桐山昇[キリヤマノボル]
1943年東京都に生まれる。1970年東京教育大学卒業。現在、中央大学商学部教授。専攻は国際関係論・東南アジア経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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