晩年のフリードリッヒ・リスト―ドイツ関税同盟の進路

晩年のフリードリッヒ・リスト―ドイツ関税同盟の進路

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  • サイズ A5判/ページ数 327p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641162914
  • NDC分類 331.5
  • Cコード C3033

出版社内容情報

『フリードリッヒ・リストと彼の時代』の続編。前著は主著『経済学の国民的体系』を刊行するまでのリストの知的営為を時代背景とともに明らかにするが,本書は晩年の活動とその生涯を閉じるまでを,ドイツ保護貿易主義の帰趨とともに描き出す画期的な業績。

目次

序章 晩年のリストと関税同盟の進路―本書の主題
第1章 『国民的体系』と「農地制度論」
第2章 「ドイツの鉄道システム1‐5」と南ドイツの鉄道建設
第3章 『関税同盟新聞』
第4章 関税同盟とオーストリア、ハンガリー
第5章 世界経済と関税同盟の将来―植民=世界政策論の構想
終章 リストの死

著者等紹介

諸田實[モロタミノル]
1928年静岡市に生まれる。1952年東京大学経済学部卒業。神奈川大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

3
著者の『異色の経済学者フリードリッヒ・リスト』をより詳細にしたものであり、リストの実践を中心に叙述されている。リストに関しては『国民的体系』を主として賛否両論に評価され、他方で『農地制度論』をリストの本筋として評価する向きもあるなか、ドイツ関税論という新聞の連載――したがって民衆へ訴えかける言説である――を同時代の状況に置き直して評価する著者の企図は興味深い。2022/08/25

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