内容説明
インターネット上につくられた空間における体験、「仮想経験」のデザインを通じた新たなビジネス・モデルの確立の可能性を、豊富なケースと理論的検討の両面から探る。
目次
ネット・コミュニティの新しい地平―純粋コミュニティと仮想市場
第1部 ネット・コミュニティの新地平(成長を模索する同窓会サイト―校友録とアイラブスクール;メタ・ネタ・コミュニケーションの「秩序」―2ちゃんねる;仮想経験ビジネスの萌芽―富士通Habitatとweb拍手;コミュニケーションを誘発するブログ・サイト―livedoor Blog;現実とネットが交差するSNS―mixi)
第2部 仮想経験のデザイン(仮想経験ビジネスへの挑戦―Cafesta;恋愛の仮想経験―愛情公寓iPartment;仮想経験を創発する臨場性―Habboホテル;韓国で開花した仮想経験ビジネス―Cyworld;ポータル・サイトと融合する仮想経験ビジネス―ヤフー・アバター)
第3部 仮想経験の論理(ネット・コミュニティを支える日常の論理―普遍性と特殊性;つながりをもとめるネット・コミュニティ;仮想経験における顕示的消費;象徴的交換の論理からみる仮想経験;仮想経験が拡充するネット・コミュニティのビジネス・モデル)
持続するネット・コミュニケーション
著者等紹介
石井淳蔵[イシイジュンゾウ]
1975年、神戸大学大学院経営学研究科博士課程単位取得修了、商学博士(神戸大学)。現職、神戸大学大学院経営学研究科教授
水越康介[ミズコシコウスケ]
2005年、神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。現職、首都大学東京都市教養学部経営学系研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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