出版社内容情報
都市のサブセンターの形成やそれに伴う都心空洞化などの問題を、ミクロ経済学で分析する。
内容説明
サブセンター形成は土地利用など都市の空間構造をどのように変化させるのか。サブセンター形成が都心空洞化を引き起こすメカニズムはなにか。従来の単一中心都市モデルに対し、サブセンターを含む非単一中心都市を対象とした都市内土地利用モデルの理論分析のフレームワークを提示するとともに、都心空洞化が引き起こす諸問題の解決のための政策的示唆を与える。都市経済学研究の新地平を切り拓く画期的業績である。
目次
第1章 アロンゾ・モデル(単一中心都市構造)の比較静学分析
第2章 業務地区を含む都市空間構造の分析
第3章 サブセンター形成の効果:単一中心都市と2センター都市の比較
第4章 サブセンター形成と都市空間構造
第5章 サブセンターの形成とその成長に関する動学的分析
第6章 「情報化」社会における都市の空間的構造:企業の分散および「常務部門」の分離立地
第7章 エッジシティの形成と都心の空洞化
著者等紹介
佐々木公明[ササキコウメイ]
1944年長野県に生まれる。1969年東北大大学院経済学研究科修士課程修了。経済学博士(東北大学)。学術博士(筑波大学)。山形大学講師、東北大学助教授を経て、東北大学大学院情報科学研究科教授
張陽[チョウヨウ]
1970年中国北京市に生まれる。1998年東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。東北大学大学院情報科学研究科助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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