日本の性差別賃金―同一価値労働同一賃金原則の可能性

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日本の性差別賃金―同一価値労働同一賃金原則の可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 332p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641162365
  • NDC分類 366.4
  • Cコード C3033

出版社内容情報

男女別賃金格差の是正は世界的な動きである。日本や欧米の実態的・理論的に分析し、日本における可能性を追究した画期的研究。

内容説明

なぜ日本の男女間賃金格差は縮小しないのか。日本の男女間賃金格差と性差別賃金の構造について、ホワイトカラーを対象に実証的に分析し、企業の人事・賃金制度に内包された性差別雇用管理を解き明かすとともに、ILO第100号条約により世界的に制度化が進められている同一価値労働同一賃金原則の日本における実戦可能性を具体的に提示する。

目次

第1部 労働市場にみる性差別賃金の現状と分析視角(労働市場のジェンダー・ハイアラーキー;男女間賃金格差の分析視角)
第2部 性差別賃金と企業の人事・賃金制度(日本の性差別賃金の構造;商社にみる性差別雇用管理の諸相―1990年代後半の「新・日本的経営」とジェンダー;企業「再構築」とジェンダー―総合商社を対象に)
第3部 同一価値労働同一賃金原則と欧米のペイ・エクイティ運動(同一価値労働同一賃金原則の理念と展開―男女間賃金格差是正の戦略;欧米のペイ・エクイティ=コンパラブル・ワース運動―カナダ・アメリカ合衆国・イギリス;アメリカ合衆国の“Fair Pay Act of 1994”法案とペイ・エクイティ)
第4部 日本における同一価値労働同一賃金原則の可能性(商社・営業職における職務の分析とペイ・エクイティ―コース別雇用管理制度下の同一価値労働同一賃金原則の実践;「積算・検収」事務職と「ガス工事」監督職への同一価値労働同一賃金原則の適用;日本における同一価値労働同一賃金原則の可能性)

著者等紹介

森ます美[モリマスミ]
1948年山梨県に生まれる。1971年日本女子大学家政学部家政経済学科卒業。1980年法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士課程単位取得満期退学。昭和女子大学人間社会学部教授
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