内容説明
毎年大量に発行される国債が効率的に流通するために、発行と流通面でさまざまな市場改革が進められてきたが、改革の成果は本当にあがっているのだろうか?日本の国債流通市場の効率性を、分刻みのデータも用いたイベント・スタディにより実証的に明らかにし、その現状と問題点を考察する。
目次
第1部 現物国債市場の計量分析(現物国債市場の長期日次データを用いたイベント・スタディ;高頻度データを使い3次関数法を利用する現物国債市場の検証;高頻度データを使いアフィン・イールド・モデルを利用する現物国債市場の検証)
第2部 国債先物市場の計量分析(国債先物市場の長期日次データを用いたイベント・スタディ;国債先物のインプライド・ボラティリティとニュース;国債先物市場の高頻度データによる検証;国債現物・先物市場とユーロ円先物市場の効率性;日英両国における日本国債先物市場の比較)
第3部 国債市場などの状況と改革(国債市場の改革と国債管理政策;地方債市場の現状と問題点;個人向け債券市場の現状と投資家の育成)
著者等紹介
釜江広志[カマエヒロシ]
1948年兵庫県生。1970年京都大学経済学部卒業。1975年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学大学院商学研究科教授、博士(商学)
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