出版社内容情報
土地の公共性を背景に土地利用規制を行うゾーニング制度や,都市財政や都市計画から採られる都市成長管理は,都市住民の経済厚生を左右し,生産活動に影響する。効率性と公平性の視点から土地利用規制を経済学的に分析した本書は,今後の研究の基礎を提供する。
第1章 統合居住と自発的所得再分配
第2章 都市成長管理の経済分析
第3章 ゾーニング制度とその変遷
第4章 ニューサンス・ゾーニング効果の理論分析
――労働市場とキャピタルゲインに与える影響
第5章 近隣外部性とゾーニングの経済分析
――最小画地規制と容積率規制の効果
第6章 住宅地価関数によるニューサンス・ゾーニング効果の計測
第7章 インセンティブ・ゾーニングの経済分析
――「総合設計制度」分析のパイロットモデル
第8章 開発権移転(TDR)制度の経済分析
――効率性と公平性
内容説明
土地の公共性を背景に土地利用を規制するゾーニング制や、都市財政や都市計画の観点から採られる都市成長管理は、都市住民の厚生水準と企業の生産活動に影響を与える。効率性と公平性の視点から、土地利用規制と都市成長管理を理論的に分析し、今後の研究の基礎と視座を提供する。
目次
第1章 統合居住と自発的所得再配分
第2章 都市成長管理の経済分析
第3章 ゾーニング制度とその変遷
第4章 ニューサンス・ゾーニング効果の理論分析―労働市場とキャピタルゲインに与える影響
第5章 近隣外部性とゾーニングの経済分析―最小画地規制と容積率規制の効果
第6章 住宅地価関数によるニューサンス・ゾーニング効果の計測
第7章 インセンティブ・ゾーニングの経済分析―「総合設計制度」分析のパイロットモデル
第8章 開発権移転(TDR)制度の経済分析―効率性と公平性
著者等紹介
佐々木公明[ササキコウメイ]
1944年長野県に生まれる。1969年東北大学大学院経済学研究科修士課程修了。経済学博士、学術博士。山形大学講師、東北大学助教授を経て、現在、東北大学大学院情報科学研究科教授
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