新しい金融理論―金融取引のミクロ的基礎から金融システムの設計へ

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641161856
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C1033

出版社内容情報

第1章 金融取引と情報の非対称性=前多康男
 時点間貸借
 リスク・シェアリング
 事前情報の非対称性
 シグナリングと事前審査/他

第2章 金融取引と不完備契約=前多康男
 不完備契約
 不完備契約の基本モデル
 ラジャン・モデル
 コントロール権の配分/他

第3章 金融仲介と銀行取付け=酒井良清
 銀行預金の意義
 ダイヤモンドとディビッグのモデル
 金融仲介理論の発展

第4章 銀行理論の動学モデル=酒井良清
 3期間の世代重複モデル
 世代間取引と金融市場の効率性
 世代間取引と金融市場の不安定性

第5章 決済システムと中央銀行の役割=酒井良清

第6章 銀行規制と市場規律=前多康男

内容説明

金融市場の最も顕著な特徴は、非対称情報のもとでの取引である。金融取引や金融契約の本質を、ゲーム理論、情報の経済学を基礎とした経済理論から解き明かし、21世紀のわが国金融システムを再設計するための理論的根拠を提供する。

目次

第1章 金融取引と情報の非対称性
第2章 金融取引と不完備契約
第3章 金融仲介と銀行取付け
第4章 銀行理論の動学モデル
第5章 決済システムと中央銀行の役割
第6章 銀行規制と市場規律

著者等紹介

酒井良清[サカイヨシキヨ]
1951年福島県に生まれる。1975年慶応義塾大学経済学部卒業。1986年ミネソタ大学大学院経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、横浜市立大学商学部教授

前多康男[マエダヤスオ]
1959年東京都に生まれる。1982年慶応義塾大学経済学部卒業。1990年ミネソタ大学大学院経済学研究科修士課程修了(Ph.D.)。現在、慶応義塾大学経済学部教授
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