内容説明
本書は、筆者が過去約8年間に行ってきた環境と経済に関する研究の成果を、現在の時点からみて不自然な表現を改訂し、また新たな内容を追加してまとめたものである。
目次
環境と経済の統合
環境政策の経済的手段
エネルギー価格とエネルギー消費
環境保全と経済成長
持続可能な発展の条件
貿易、環境、および発展
貿易政策と環境政策:相互支援の可能性
二酸化炭素排出の地球規模での社会的費用
アジア地域における二酸化炭素排出動向ならびに排出抑制の2次的利益
地球温暖化緩和政策と公平性
地球温暖化緩和政策の3つの問題
気候変動枠組条約「京都議定書」と経済的手法
国内排出削減メカニズムの確立に向けて
英国気候変動政策の環境効果と費用負担
著者等紹介
天野明弘[アマノアキヒロ]
1934年大阪に生まれる。1956年神戸大学経営学部卒業。神戸大学経営学部教授、関西学院大学教授を経て、現在、財団法人地球環境戦略研究機関関西研究センター所長。ロチェスター大学Ph.D.、経済学博士、神戸大学名誉教授、関西学院大学名誉教授
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