出版社内容情報
最も定評あるスタンダード・テキスト。平成29年民法改正に対応して改訂を行い,最新の内容にアップデートした。
内容説明
最も定評あるスタンダード・テキストの最新版。平成29年民法改正、最新の裁判例などに対応。コンパクトな体裁の中に、必要かつ充分な情報を網羅。叙述に濃淡をつけ、重要部分を明示して詳しく解説。
目次
序章
第1章 私権とその行使
第2章 権利の主体―自然人と法人
第3章 権利の客体
第4章 法律行為
第5章 代理
第6章 期間
第7章 時効
著者等紹介
山田卓生[ヤマダタカオ]
1960年東京大学法学部卒業。元横浜国立大学教授
河内宏[コウチヒロシ]
1968年九州大学法学部卒業。近畿大学法科大学院特任教授、九州大学名誉教授
安永正昭[ヤスナガマサアキ]
1968年京都大学法学部卒業。弁護士、神戸大学名誉教授
松久三四彦[マツヒサミヨヒコ]
1976年北海道大学法学部卒業。北海学園大学大学院法務研究科教授、北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tieckP(ティークP)
4
1987年初版のコンパクトな入門~中級者向けシリーズ。サイズと位置づけしてはその後、有斐閣アルマがよりリーダーフレンドリーなシリーズとして受け継ぐが、民法総則は未刊のため本書はなお価値がある。古いシリーズながら民法改正用に改訂したのも偉い。内容は、山椒は小粒でも~の格言を思わせる質の高さで、かなりの論点を理路整然と詰め込めている。ただ、昨今の入門書はもっと語りで読者を乗せてくれるし、難しそうな語句を説明してくれるので、本書をわざわざ独学の一冊目に使う必要はない。いろいろ読み比べたい人なら楽しく読める。2020/02/24