核の一九六八年体制と西ドイツ

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核の一九六八年体制と西ドイツ

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  • サイズ A5判/ページ数 396p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641149335
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3031

内容説明

核という手に負えない兵器に各国はどのように向き合ってきたのか。NPTという米英ソが主導した核抑止戦略を、冷戦の最前線であった西ドイツはなぜ、どのように受容したのか。いまも問い続けなければならない核秩序について、歴史から手がかりを探る。

目次

序章 核によって支えられた秩序
第1章 核戦略の誕生
第2章 大量報復戦略と西ドイツ
第3章 米英「核同盟」と危機の季節
第4章 「N番目」の核保有国
第5章 核の一九六八年体制への道
第6章 西ドイツと一九六八年体制の受容
終章 生き続ける核の一九六八年体制

著者等紹介

岩間陽子[イワマヨウコ]
1964年、神戸市に生まれる。1986年、京都大学法学部卒業。1989‐91年、ベルリン自由大学留学。1994年、京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学法学部助手、在ドイツ日本国大使館専門調査員、政策研究大学院大学准教授などを経て、政策研究大学院大学教授(国際政治学、ドイツ政治外交史専攻)。博士(法学)(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

21
1968年に米英ソが作った核不拡散条約(NPT)を冷戦の最前線にあった西ベルリンと西ドイツが受け入れるまでの過程を描く。核兵器に関する技術が進化する中で欧州における安全保障をどう構築するか、西側諸国との「核共有」の議論なども交え、西ドイツが核抑止戦略にどのように適応せざるをえなかったかをアデナウアーからブラントまでの各政権ごとに検討する。自国の安全保障を部分的にせよ他国に委ねる、いわば主権の部分的放棄を受け入れる。この当時の西ドイツが困難な国際情勢の中でいかに最適解を模索してきたか痛いほど分かる。2023/03/26

紙狸

15
2021年刊行。NATOの枠組み内の「核共有」について学んだ。冷戦初期から西欧諸国には、通常戦力では対ソ連・東欧軍で劣勢だ、という危機感があった。「アメリカが西欧防衛のために核使用を含めてコミットする」ことを求めた。この西欧の願望が「核共有」につながった。NATOは侵略を受けたら核を先に使うかもしれないという立場だった。67年には、小規模な通常兵力から全面戦争まで多様なオプションを用いる「柔軟反応戦略」を採用した。しかし筆者は、西欧の通常兵力への投資が進まず、核兵器への依存は変わらなかった、と指摘する。2022/04/04

キミ兄

8
敬愛する岩間先生の最新刊。後書きにもあるが寡筆な先生、ここにこれまでの研究生活のすべてを込めてきたのだろうか。あまりにタイムリーな核共有を欧州がどう取り扱ったのかの議論。そしてブラント政権が時代の流れにも乗ってNPTを批准した経緯が詳しく語られる。まさしくセンターオブ欧州。一方で同じ時期にプラハの春などを経てワルシャワ条約機構内でも大きな動きがあったという記述は実に興味深い。でも岩間先生は東欧は専門外だということで扱わないだろうな。再読して先生の一文一文を味わいたいと思う。もちろん買いました。☆☆☆☆☆。2022/03/09

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