内容説明
約3年で終わった民主党政権は、「圧力団体世界」に、何をもたらしたのだろうか。過去3回にわたって蓄積された調査結果も用いて、日本政治の実質に迫る。
目次
序章 圧力団体調査の継承と発展―政治の実質への接近
第1章 圧力団体政治の前段階―有権者調査と利益団体調査の分析
第2章 圧力団体調査の対象確定方法―参院選、国会、審議会に注目して
第3章 社会過程における圧力団体―形成・リソース・団体間関係
第4章 圧力団体リーダーのイデオロギー―選好伝達経路の変容
第5章 団体‐政党関係の構造変化―希薄化と一党優位の後退
第6章 団体‐行政関係の継続と変化―利益代表の後退、議会政治への応答と中立
第7章 マスメディアと圧力政治―メディア多元主義の現況
第8章 ロビイングと影響力の構造―政権交代前後の持続と変容
終章 政治変動期の圧力団体―過渡期を迎える圧力団体政治
著者等紹介
辻中豊[ツジナカユタカ]
1954年、大阪府生まれ。1981年、大阪大学大学院法学研究科単位取得退学、博士(法学、京都大学)。現在、筑波大学人文社会系教授(政治過程論、比較市民社会分析)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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