内容説明
民主主義の機能を高める。何がアカウンタビリティを高める制度改革を促進するのか。定義、分析枠組みを提示し、世界各国の事例を取り上げ、国際比較の観点から実証的に分析する。
目次
第1部 概念・理論の検討(アカウンタビリティ研究の現状と課題)
第2部 選挙アカウンタビリティ(選挙アカウンタビリティの構造―数理モデルによる解明;選挙アカウンタビリティの実証分析―現代の日本政治を事例として)
第3部 水平的アカウンタビリティ(情報公開法成立の比較政治学―アドボカシー団体の役割を中心に;中東欧諸国の汚職対策機関―マケドニアにおける法制度上の発展と実践上の停滞;ラテンアメリカにおける会計検査制度改革―メキシコの事例分析)
第4部 社会アカウンタビリティ(インドネシアにおける社会的権力とアカウンタビリティ―継続と変化;日本における裁判員制度の創設―利益としてのアカウンタビリティ;アメリカの政府監視団体の政治過程―利益団体政治の視角から)
第5部 国際的アカウンタビリティ(ユーロ危機の政治学―国際化するアカウンタビリティのパラドクス)
著者等紹介
高橋百合子[タカハシユリコ]
コーネル大学大学院博士課程修了。Ph.D.現在、神戸大学大学院国際協力研究科准教授(比較政治学、ラテンアメリカ政治)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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