国際紛争―理論と歴史 (原書第9版)

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  • サイズ A5判/ページ数 446p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641149052
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

内容説明

ジョセフ・ナイによってハーヴァード大学での講義のために執筆された「国際政治」への定評ある入門書が、国際関係を学ぶ学生がこうした問いへの自らの回答を作り上げうるように、理論と歴史の相互検証を通して分析の道具を提供する。第8版からはデイヴィッド・ウェルチが執筆に加わり、世界政治を学ぶ上での概念や道具、アプローチを丁寧に紹介した。さらに今回、各節の終わりに「追加的」参考文献を付すと同時に、批評家によるフィードバックに留意しながら、洗練、深化、明確化に向けて本文を検分し、改訂した。

目次

第1章 世界政治における紛争と協調には一貫した論理があるか?
第2章 紛争と協調を説明する―知の技法
第3章 ウェストファリアから第一次世界大戦まで
第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦
第5章 冷戦
第6章 冷戦後の協調、紛争と引火点
第7章 グローバリゼーションと相互依存
第8章 情報革命と脱国家的主体
第9章 未来に何を期待できるか?

著者等紹介

ナイ,ジュニア,ジョセフ・S.[ナイ,ジュニア,ジョセフS.] [Nye,Jr.,Joseph S.]
1937年、米国ニュージャージー州に生まれる。1958年、プリンストン大学卒業。1960年、英国オクスフォード大学卒業。1964年、ハーヴァード大学大学院博士課程修了。Ph.D.(政治学)。ハーヴァード大学政治学部教授、カーター政権国務次官代理(安全保障・科学技術問題担当、1977‐1979年)、クリントン政権国家情報会議議長(1993‐1994年)、同国防次官補(国際安全保障問題担当、1994‐1995年)、国連軍縮諮問委員会米国代表、ハーヴァード大学ケネディ行政大学院学長などを経て、現在、ハーヴァード大学特別功労教授

ウェルチ,デイヴィッド・A.[ウェルチ,デイヴィッドA.] [Welch,David A.]
1960年に生まれる。1990年、ハーヴァード大学大学院にてPh.D.(政治学)。トロント大学政治学部助教授、同教授などを経て、現在、ウォータールー大学教授(国際政治学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

11
買ってからやっとの思いで読了した。国際政治に関する3つのアプローチに始まり、各理論家による冷戦やテロ戦争に関する見方を覗く。最後に現在の課題を示す。アメリカの大学で使われる教科書ということで分かりやすさと内容が両立している。珍しいと思ったのは巻末に次に読むべき本が提示されていることだ。2014/11/14

yo

5
世界的に最も有名な基本書で、世界で最も読まれている(らしい)。著者のジョセフ・ナイは複合的相互依存論などで有名なリベラリスト。この本自体は、最初の方に概念や理論、分析レベルの説明がちょろりんってあって、あとはウェストファリアから現代にいたるまでの国際政治史を、最初に紹介した理論や概念を使って、分析レベルごとに分析しまくる。外国語の訳書なのでちょっと読みにくいことと、理論や概念を抑えられていない人には厳しいんではないか。文字小さいし頁数多いし。2015/08/25

coolflat

5
戦争に至るプロセスと背景を考察し、戦争を回避する理論を導き出そうというのがこの本の狙い。戦争を知る上で必要なのが、安全保障のディレンマと囚人のディレンマ。前者は両者が安全保障を向上させた結果、両者とも安全感が低下してしまうという事。後者はお互いが協調した方が結果的にパイが大きくなるという事。結局、言えるのは、どんな戦争も不可避ではないという事だ。戦争に至る火種はあれども、人間の決断が戦争を起こす。即ち人格によって、最悪の事態を防げるし、逆もまたある。例えば、キューバ危機のケネディ、第二次大戦のヒトラーだ。2013/12/17

kaede0914

2
紀元前5世紀から戦争・外交というものの原則は、変化しているわけではない、ということくらいしか読み取れなかった。半年くらい期間を置いてまた読み直そうと思う。2022/02/06

hajimemasite

2
赤い表紙の第九版。前々から読まないといけないなと思った著書にようやく手を伸ばせた感じ。この分野の入門書として最初に手に取った『国際関係学』は本当に俯瞰的な概要しか提供せず、ケーススタディが非常に乏しかったのに対し、各時代を例に国際紛争と安全保障を記述したのは非常にわかりやすく、また訳も好訳で読みやすかった。2017/09/19

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