地方分権改革の政治学―制度・アイディア・官僚制

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地方分権改革の政治学―制度・アイディア・官僚制

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641149007
  • NDC分類 318.1
  • Cコード C3031

内容説明

戦後日本の地方自治は、長らく安定的に推移してきた。しかし1990年代以降、地方分権改革が著しく進展し、政治学においても新たなアプローチによる分析が要請されることとなった。本書では、地方分権改革に焦点を当て、制度が変化する過程や条件について「アイディア」に着目した政治アプローチを用いて理論的に検討する。日本の地方制度改革、とりわけ市町村合併、機関委任事務制度の廃止、地方財政制度改革、義務付け・枠付け、出先機関改革などをとりあげていく。さまざまなアクターや他の制度と複雑に絡み合う制度改革においては、アイディアを受け容れた主導アクターが「専門的執務知識」を駆使して新たな均衡を創出し、政治的な支持調達に成功したときに初めて制度が変化することを明らかにする。

目次

序章 問いの所在―中央地方関係・アイディア・官僚制
第1章 分析枠組み
第2章 市町村合併の推進
第3章 機関委任事務制度の廃止
第4章 地方財政制度改革
第5章 第二次分権改革の隘路
終章 地方制度改革と「アイディア」の政治

著者等紹介

木寺元[キデラハジメ]
1978年東京都に生まれる。2002年東京大学教養学部卒業。2005~2006年日本学術振興会特別研究員。2006年東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程中退。北海学園大学法学部専任講師を経て、北海学園大学法学部准教授、博士(学術)。(2011年より放送大学客員准教授、兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずみ

0
規範的次元って結局なんなのさ。とりあえず「アイディアの政治学」についてはかなり理解できたので、それでよし。2013/06/19

キャベツ

0
地方交付税というシステムについて、そこにどのような問題点がはらんでいるのか(認知的次元)と、どうあるべきなのか(規範的次元)とにわけて論じていた。整理されていて読みやすかった。国会答弁や委員会でのやりとりなどの分析が主であった。(メモ)2013/05/05

Ryueno

0
地方分権改革の成否を分けた要因について、アイディアの政治からアプローチした研究。複数の事例研究を用いたリサーチデザインが素晴らしい。自分も比較研究を行う際に、本書のような洗練されたリサーチデザインをしてみたい。2012/12/28

Ra

0
「構成的局面」(アイディアがアクターによって受容され、目標が設定される局面)において、「認知的次元」と「規範的次元」の両次元で「主導アクター」にアイディアが受け入れられ、「因果的局面」(アイディア実現のために主導アクターが改革案に対する支持を調達していく局面)で「専門的執務経験」が十分で政治的合意調達が可能になった時に制度は変化する、という仮説を地方制度改革のケーススタディから実証する。各ケーススタディについてはかなり簡潔でやや多面性に欠ける印象があるが、全体として示唆に富む。2019/01/03

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