内容説明
企業変動と労働をめぐる法的課題の検討。会社や労働関係に一定以上の影響を与えうる企業の変化を広く「企業変動」と捉え、主要な変動局面ごとに生じる労働法上の諸課題について具体的検討を行い、それらを総合的かつ多角的に明らかにするとともに、解決の方向を模索する。
目次
総論 企業変動と労働関係
1 会社分割・事業譲渡と雇用をめぐる法的課題(会社分割における労働者の保護;事業譲渡と労働契約関係;事業譲渡、会社分割と労働条件の変更 ほか)
2 企業変動と労使関係をめぐる法的課題(企業変動と労働組合法上の使用者;企業解散・事業譲渡における雇用と法人格の濫用―雇用責任法理と不当労働行為法理の交錯)
3 アウトソーシング・M&Aと労働法上の課題(アウトソーシングによる労働関係への影響―出向、請負および労働者派遣をめぐる裁判例の整理;M&Aと労働法の課題―株式取得型M&Aを中心に)
総括 企業変動における労働法の機能と課題
著者等紹介
野川忍[ノガワシノブ]
明治大学法科大学院法務研究科教授
土田道夫[ツチダミチオ]
同志社大学法学部・法学研究科教授
水島郁子[ミズシマイクコ]
大阪大学大学院高等司法研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。