目次
第1章 ネットワーク効果を戦略的に利用する独占の規制(マイクロソフトの独占事件;インテルの独占事件;ネットワークのIP化とドミナント規制;競争法によるプライススクイーズの規制;独占・寡占規制の見直し―今後の解釈上の課題)
第2章 情報技術(IT)の競争インパクト(ネットワークと取引拒絶;IT化の進展と寡占共謀への競争インパクト;日本の現行企業結合規制の理論的・実務的課題;IT化と優越的地位の濫用)
第3章 浸透する競争と事業法規制のインターフェイス(インターネットの発展とメディア集中規制;航空産業における情報ネットワークと競争;情報通信産業における事業法による競争環境確保制度)
第4章 ネットワーク市場における知的財産権の意義と限界(ネットワーク市場における不正競争防止法の対応;独禁法による特許プールの規律;アクセスコントロール技術による著作物の保護とアフターマーケット)
第5章 グローバル化するネットワークと貿易・競争(電気通信ネットワークの国際的利用とWTO紛争;基準認証制度と貿易・競争・消費者―欧州における電気通信機器基準認証制度の検討;IT関連事案における国際執行協力;ITを用いたADR)
著者等紹介
根岸哲[ネギシアキラ]
甲南大学法科大学院・教授
川濱昇[カワハマノボル]
京都大学大学院法学研究科・教授
泉水文雄[センスイフミオ]
神戸大学大学院法学研究科・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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