出版社内容情報
初版以来11年,すべての労働法教科書に大きな影響を与えつづけてきた決定版テキスト。日々変化する「労働法の世界」をできるだけ実像に迫りながら明快に描くというコンセプトのもと,第5版以降2年間のとりわけ激しい変化を正確にフォローした最新版。
内容説明
今日の労働法は、簡単には全容を把握しがたい、独特の小世界を形成するようになった。新しい経済環境のもとで生じた雇用や労働形態の大きな変化によって、従来の法規制では対応しきれない新しい課題が山積するようになり、主要な労働法規の改正や新しい法律の制定が相次いでいる。本書は労働法の伝統的な体系を一度シャッフルして、「労働法の世界」を、できるだけ実像に迫りながら明快に描くことを目的として、世紀を超えて構想された教科書である。
目次
1 労働法の世界へ(労働法の見取図;労働法のアクター;労働条件の決定システム)
2 「企業」との遭遇(募集・採用;労働契約の基本原理;平等原則;就業規則;「非典型」雇用・外国人雇用)
3 「団体」との遭遇(労働組合;団体交渉;労働協約)
4 「労働条件」の諸相(賃金;労働時間 ほか)
5 「紛争」との遭遇(労働契約の変更;紛争としての解雇 ほか)
6 「企業」との訣別(労働契約の終了;再就職と引退)
著者等紹介
中窪裕也[ナカクボヒロヤ]
1980年東京大学法学部卒業。九州大学大学院法学研究院教授
野田進[ノダススム]
1974年神戸大学法学部卒業。九州大学大学院法学研究院教授
和田肇[ワダハジメ]
1978年東京大学法学部卒業。名古屋大学大学院法学研究科教授
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