出版社内容情報
濃密な講義を聴く感覚で刑法各論の本質をつかむ,好評テキストの最新版。拘禁刑の創設や性犯罪処罰規定など,近時の重要な法改正に対応。より効率的に,より深く,「いかなる法益がどの限度で保護され,その理由はどこにあるか」を理解できる,手厚い“入門書”。
内容説明
講義を聴いているような感覚で、楽しみながら読み進められるテキスト。姉妹編・総論とのクロスオーバーでより深く刑法各論を学ぶ。知識・思考力どちらも身につく初学者に最適の一冊。拘禁刑創設と性犯罪・逃走罪処罰の拡充に関する刑法改正を織り込むとともに、新判例もフォローした最新版。
目次
第1講 刑法による生命の保護
第2講 刑法による身体の保護
第3講 被害者の同意をめぐる諸問題
第4講 自由とその保護
第5講 財産犯総論
第6講 財産犯各論
第7講 危険犯
第8講 放火罪
第9講 文書偽造罪
第10講 風俗犯
第11講 国家的法益の保護
第12講 事例の解決の方法論を学ぶ
著者等紹介
井田良[イダマコト]
現在、中央大学大学院法務研究科教授、慶應義塾大学名誉教授、法学博士(ケルン大学)、名誉法学博士(ザールラント大学、エアランゲン大学)。この間、司法試験考査委員、日本刑法学会理事、日本学術会議会員、宗教法人審議会会長、司法研修所参与、法制審議会会長などを務める。2006年にシーボルト賞(フンボルト財団)、2009年にザイボルト賞(ドイツ研究振興財団)、2015年にドイツ連邦共和国功労勲章、2023年に紫綬褒章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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