内容説明
その事案で何が問題となり判決に至ったかがスムーズにわかります。判決文の論理をしっかり追えるよう、複雑な内容は簡単にまとめています。判決文を読むとき、どこにどのように着目すべきかを示し、事案から判決文へのスムーズな橋渡しをしています。ポイントになる部分が2色刷りによって視覚的にわかります。どのような問題にどのような解決が示されたのか。判決文の要点をまとめています。難しい学説や理論には立ち入らず、その判決の理解に必要なことにしぼって、コンパクトにわかりやすく説明しています。
目次
1 罪刑法定主義
2 構成要件該当性
3 違法性
4 責任
5 未遂犯
6 共犯
著者等紹介
十河太朗[ソゴウタロウ]
同志社大学教授。1965年11月生。大阪府出身
豊田兼彦[トヨタカネヒコ]
関西学院大学教授。1972年4月島根県益田市生まれ、大阪育ち
松尾誠紀[マツオモトノリ]
関西学院大学教授。1975年11月生。奈良県出身
森永真綱[モリナガマサツナ]
甲南大学准教授。1974年1月生。大阪府岸和田市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
6
判例集が短編集のようだとすると、刑法は事件の名前からして「英国騎士道事件」や「スワット事件」のように推理小説的であって、事件の概要を見るだけでも面白い。くわえて、このシリーズの他の法は一事件あたりの頁数が平均3頁あるところ、本書は2頁なのですらすらと読める。初心者向けに豊富な説明を載せるのはもちろん親切心なのだが、かえってこれくらいの量のほうが気軽に取り組めるように思える。Introductionや「もう一歩先へ」のコーナーも本文をよく補っており、全体として刑法を学ぶひとが最初に手に取るべき一冊といえる。2019/07/26
たか
2
法学部1年生が使う感じの内容。初学者にも理解しやすいように工夫されています。2017/03/31
-
- 和書
- 箱の中の森