出版社内容情報
企業をかたちづくる会社法を,身近な事件をひもといたり,素朴な疑問に答えたりしながら解説する。コンパクトな中に会社法の面白さを詰め込んだ入門書。リズミカルな語り口も魅力。初版以降の動向を織り込むとともに,わかりやすさに磨きをかけた最新版。
内容説明
すらすら読める!会社法。法律の前に、考え方を知る。わかりやすさをブラッシュアップ。
目次
1 はじめの一歩(「企業」ってなに?;もとでを集める―株式会社のファイナンス ほか)
2 お金を集める―ファイナンス(新たなもとで集め―新株発行;新株発行に応じるのは誰?―授権資本 ほか)
3 会社の健康管理―ガバナンス(経営のチェック―監査とは?;取締役会の活性化 ほか)
4 さあ、総仕上げ!―会社をめぐるバトルの展開(出会いと別れ―株式会社のリコンストラクション;会社法の大スペクタクル―敵対的企業買収)
著者等紹介
大塚英明[オオツカヒデアキ]
1956年生まれ。早稲田大学法学部助教授、同教授を経て、早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
6
会社法の「考え方」を知るための入門書。本書は会社法の勉強を始める前に考え方を知っておこうという趣旨の書籍であり、あえて説明の順番も条文の並びとは外して、ファイナンスとガバナンスという2つの切り口から会社法の考え方を説明していく。これはかなりわかりやすい構成になっていて、かつ、その説明も「なぜ」こういう形になっているのかをかみ砕いて説明しているのが非常に良い。例えば、監査のくだりでも、株主がまずやれば?⇒できないから監査役でしょ⇒対案ださなきゃいけないから取締役会で、という流れがすごく良い。これはオススメ。2022/11/27
aochama
3
会社法のエッセンスを例えばなしで分かりやすく記載。第二版になったので久しぶりに読みましたが、府に落ちるところが多かったですね。会社法のイメージを掴むには最適です(^_^)
えきべん
2
会社法とっつきにくいな~と思いながら暗記を繰り返していたので、この本を読んで経営者側と株主側がどのように行動するかを知り、会社法の仕組みの意味をわかることができてよかったです。2020/12/23
ゆうき
2
「株主や、経営者がどういう人か、その人の気持ちになって考えてみる」というところが面白かったです。とても最近読んだ本の中では良書の一冊です。2020/11/01
ナンプラー
2
会社法についての入門書 入門書にしては珍しく条文がほとんど出てこないので、本当に初めて会社法を勉強するとか、私のように軽い気持ちで会社法について知りたいという人には向いていると思った。 文章も平易で読みやすく、理解しやすくてよかった。2020/12/16