出版社内容情報
契約書作成実務の手引きとして圧倒的な信頼を勝ち得てきた書籍の改訂版。債権法をはじめとする近時の法改正や各種ガイドラインの改定等に対応したほか,基本合意書・秘密保持契約書など,実務上需要の多い雛形を新たに掲載し,さらなる充実を図った。
第1章 契約実務総論
*第2章 債権法の改正について
第3章 売買契約
第4章 賃貸借契約
第5章 業務委託契約
第6章 譲渡担保契約
第7章 M&A契約
第8章 販売提携に関する契約
第9章 合弁契約
第10章 ソフトウェア開発契約
第11章 知的財産に関する契約
*第12章 秘密保持契約
*第13章 基本合意書
第14章 各契約に共通する条項
*第15章 定型約款
*第16章 協議を行う旨の合意による
時効の完成猶予
*は新たに加えた章
内容説明
どう守り、どう攻めるか?刊行以来、企業法務に携わる読者の圧倒的な支持を得てきた初版を、債権法改正等を織り込み改訂。債権法の施行に向けて従前の契約書のどこをどう変えるべきか、その際に留意すべき点は何か、現場の疑問に徹底して応えた。―豊かな実務経験に裏打ちされた、契約書作成の手引き、決定版。
目次
契約実務総論
債権法の改正について
売買契約
賃貸借契約
業務委託契約
譲渡担保契約
M&A契約
販売提携に関する契約(販売店契約・代理店契約)
合弁契約
ソフトウェア開発契約
知的財産に関する契約
秘密保持契約
基本合意書
各契約に共通する条項
定型約款
協議を行う旨の合意による時効の完成猶予
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
18
自分が新人の頃はこういう参考書は少なかったと思う。来春施行の改正債権法の最後の整理はもちろん、3ページにある契約書作成に要される法的知識だけでない想像力の必要性への言及など、大上段な基本書とは異なる実務者に寄り添う記載が魅力的。個人的には14章がツボ。必ず押さえておきたい契約書の目立たぬ屋台骨と、裏付けとなる民法各条文の把握になる。意外と契約期間の初日不算入なんて穴で、記載次第で起算時が変わるとかわかってない人少なくない気が。昔は口煩いベテラン上司が赤線引いて添削してくれたものだと懐かしい(笑)。2019/10/20
ちくわ
4
ようやく読了。本書の特徴をあげるとすれば、多様な類型の契約書に関して、条項の位置づけや理論的根拠がしっかりと記載されている点、加えて、企業の実務担当者が気になるであろう実務的な視点(ビジネス的な視点)も若干ではあるものの記載されている点があげられると思う。もちろん、この本を参照するだけで契約書審査ができるようにはならないが、上記のような点等の本書が「有益」とされる点を意識しながら用いるのであれば、非常に良い本だと思う。2019/10/20
ただの人間
0
出版時期の都合か債権法改正に関しては特に書式部分は過渡的な記載になっていた。解説部分では比較的債権法改正に関する注意喚起があるので参考になりそう。初版からはNDAや基本合意書などの雛形も追加されており、特に後者はこれといった雛形に行き当たっていなかったので重宝しそう。2019/12/27
かいのすけ
0
契約周りの法制度や妥当な条項の文言を知ることができるだけでなく、その契約によった場合になにが起こり得るかということの想像力を働かせる訓練にもなる2019/11/30
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- 和書
- 自意識と創り出す思考