内容説明
法学教室の好評連載「逆引き民法★24の判旨」の単行本化。単行本化にあたり6判例を追加。財産法および家族法の重要判例30件を解説。事案を丁寧にひもとき、関連する判例や学説から鋭く分析。民法(債権法)改正などが対象判例に与える影響もフォロー。
目次
民法94条2項および110条の類推適用
詐欺による取消しと第三者―「権利保護資格要件としての登記」への疑問
親権者による子の代理と利益相反・代理権濫用
白紙委任状と代理権授与表示
時効の援用権者の範囲―後順位抵当権者の位置づけ
建物の登記名義人に対する土地所有者の建物収去土地明渡請求―建物の所有名義と敷地占有との特別な(?)関係
背信的悪意者からの転得者―「背信的悪意」の認定方法と判決の射程
即時取得に必要な占有の態様―「一般外観上従来の占有状態に変更を生ずるがごとき占有」とは?
留置権の成立要件としての牽連性
抵当権の物上代位と差押え〔ほか〕
著者等紹介
水野謙[ミズノケン]
学習院大学教授
古積健三郎[コズミケンザブロウ]
中央大学教授
石田剛[イシダタケシ]
一橋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。