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出版社内容情報
現行法,民法(債権関係)改正後の新法,各規律を描写。従来の蓄積や動きの上にある契約法の姿を精確に捕捉する信頼の体系書。
内容説明
現行法、2017年民法(債権関係)改正後の新法、それぞれの規律を精確に描写。
目次
民法改正と契約法
第1部 契約法総論(契約の意義;契約の成立;契約の効力;契約の終了 ほか)
第2部 各種の契約(贈与;売買;交換;消費貸借 ほか)
著者等紹介
中田裕康[ナカタヒロヤス]
1951年大阪に生まれる。1975年東京大学法学部卒業。1977年弁護士登録(1990年まで)。1989年東京大学大学院博士課程修了(法学博士)。1990年千葉大学助教授、1993年同教授、1995年一橋大学教授、2008年東京大学教授を経て、2017年早稲田大学大学院法務研究科教授。専攻は民法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
4
契約法領域の本格的な体系書。改正前民法及び改正後の民法を双方説明し、その連続性を説明する点は、気軽に改正民法を理解したいというニーズには合わないだろうが、骨太な民法知識を身に着けたいという人にはぴったりの1冊だと思う。契約法領域の詳細な解説書としては潮見教授のものもあるが、同書と比較すると、本書の方が癖のない解釈になっているとは思う。加えて、比較法的な視点も随所にみられ、深い理解にもつながると思う。実務において契約法領域で疑問が湧いたときに、まず紐解くべき1冊であると思う。2021/08/14
c****a
2
再読。契約法の大改正に対応した数少ない基本書。ほとんどのことは書かれており、オーソドックスな記述なので安心感がある。個人的には潮見イエローより好み。ただ、一部、新567条に関しては潮見イエローの方がわかりやすかったかもしれない。2021/09/10
かいのすけ
2
各典型契約の差異についての記述や制度がどのように実務で用いられているかの説明が充実している。理論部分に関していえば、継続的契約に関する説明およびそれに基づいてなされる諸典型契約の解説は筆者のこれまでの関心もあり非常に一読の価値が高い。2019/09/26
抹茶ケーキ
1
契約各論の基本書。解除、担保責任などが改正でどのように変わったのかについての記述が参考になった。2019/09/03
ただの人間
1
どうにか年内に読了。債権総論と同様オーソドックスに、各種見解を紹介した後軽く私見を述べていくスタイル。定型約款を含む契約総論部分が充実している。現行法と改正法の異同も簡潔に整理されていた。特に組合など、現代的課題へのレファレンスも豊富で、調べものの取り掛かりとしても重宝しそう。2018/12/31