内容説明
製造物責任法・施行20年を機に改訂。「家電が燃えて火傷した!」弁護士のあなたのもとへ、そんな依頼者がやってきたときに戸惑わずに対応できるように。
目次
第1部 注釈製造物責任法(目的(第1条)
製造物の定義(第2条第1項)
欠陥の定義(第2条第2項)
製造業者等の定義(第2条第3項) ほか)
第2部 PL被害救済の手引き(PL紛争の現状;実践PL訴訟;裁判外の紛争解決制度)
第3部 資料(製造物責任判例・和解一覧表)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
3
PL法に関する条文の解説と実務的な用い方に関する解説がなされている。条文解説は、単に表面をなぞるだけではなく、立法過程での議論や比較法的な視点も含めて解説されており、かなり突っ込んだ解説がなされている。実務的な用い方に関しても、証拠収集や関連団体等の説明もあり、実務という切り口から見た場合に参考になりそうな部分があった。視点としては、日弁連の消費者問題対策委員会による書籍だからか、消費者視点の記載が多いとは感じるものの、当事者としてどう考えるかという使い方をするのであれば、このような視点はありがたい。2020/03/25