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内容説明
裁判所による不法行為法理はどのような文脈に根ざし形成されたのか。使い古された基礎概念は正しく理解されているか。事件の背景を丹念に洗い直すことで、膨大な裁判例により構築された不法行為法の、論じられた部分といまだ議論の尽くされない部分を整序、法規範形成のうねりを描き出す。
目次
第1部 古典編(工場と農民―大阪アルカリ事件(1916)
鉄道と沿線―信玄公旗掛松事件(1919)
芸能と複製―雲右衛門事件(1914)
女性と貞操―婚姻予約有効判決(1915)
企業と公害―四日市ぜんそく事件(1972))
第2部 現代編(公私の境界―プライヴァシーと公共圏;マイノリティの利益―宗教・民族・障害;医療と自己決定―生命の尊厳と生活の質;労働環境の再編―職場の花と企業戦士たち;歴史と裁判―戦争と帝国の周辺)
著者等紹介
大村敦志[オオムラアツシ]
1958年生まれ。1982年東京大学法学部卒業。現在、東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。