出版社内容情報
現代社会の変容・発展とともに顕著な特別法の改正・制定により,民法法理はどのような修正を余儀なくされているのか,あるいはどのように生かされているのか。民法法理の現在の姿を示すとともに,現代社会におけるあるべき姿を描き出す。
内容説明
豊かな民法学へ、民法法理のあるべき姿を描き出す。現代社会の変容とともに重要性を増している特別法の秩序を構成する原理を明らかにし、民法の指導原理を再構成する。
目次
第1章 債権譲渡と個人情報保護
第2章 「相殺権者」としての債務者―債権譲渡特例法下での「債権譲渡と相殺」
第3章 契約書の真正の推定の実体法的意義
第4章 消費者契約の解除に伴う「平均的な損害」の意義について
第5章 賃貸借の対抗力に関する一般法と特別法
第6章 借地借家法による賃料増減規制の意義と判断構造―「強行法規」の意味と契約規制としての特質
第7章 法技術としての組合契約
著者等紹介
潮見佳男[シオミヨシオ]
京都大学大学院法学研究科教授
山本敬三[ヤマモトケイゾウ]
京都大学大学院法学研究科教授
森田宏樹[モリタヒロキ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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