出版社内容情報
15年ぶりに大改正がなされた新バーゼル合意における金融資産証券化の問題,特に資本賦課をめぐる問題に焦点をあて,アメリカの詳細な分析をもとに,新進気鋭の俊英が問題の解明を試みる,わが国初の本格的な研究書。金融実務に携わる専門家の必読書ついに誕生。
第1章 問題の所在
銀行による金融資産の証券化
わが国における証券化の現状と規制
第2章 銀行資産証券化と連邦規則および会計基準
概 観
米国銀行資本比率規制における証券化
証券化に関連する資本比率規制改正の試み
証券化に関連する会計基準の改正
第3章 銀行資本規制における信用リスク
証券化に関連するバーゼル合意の内容
新バーゼル合意に関連する欧州の規制
証券化商品と格付機関
終 章 新バーゼル合意への道
新合意最終案に向けての進展状況
[補論]新バーゼル合意第3協議書の概要
考 察
内容説明
本書は2006年に実施が予定されている新バーゼル合意における金融資産証券化に対する資本賦課の問題を扱うものである。
目次
第1章 問題の所在(銀行による金融資産の証券化;わが国における証券化の現状と規制)
第2章 銀行資産証券化と連邦規則および会計基準(米国銀行資本比率規制における証券化;証券化に関連する資本比率規制改正の試み ほか)
第3章 銀行資本規制における信用リスク(証券化に関連するバーゼル合意の内容;新バーゼル合意に関連する欧州の規制 ほか)
終章 新バーゼル合意への道(新合意最終案に向けての進展状況;補論 新バーゼル合意第3協議書の概要 ほか)
著者等紹介
青木浩子[アオキヒロコ]
1964年生まれる。1987年東京大学法学部卒業。1997年米国ペンシルバニア大学法学博士(S.J.D.)。1998年東京大学法学博士。2002年‐2004年(予定)マックスプランク研究所(ドイツ、ハンブルク)客員研究員(フンボルト給費生)。現在、千葉大学法経学部法学科助教授(商法)。主著に国際証券取引と開示規制(2000.平成13年度大隅賞受賞)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 伏流捜査 祥伝社文庫