出版社内容情報
保険実務上,重要な問題である告知義務について,学説および従来の判例との対比において,最近の判例の状況を検討した一連の解釈論的研究をまとめたものである。具体的な問題解決にも多くの示唆を与える。
第1章 生命保険契約の告知義務―告知義務違反の成立要件
告知義務の対象となる事実/保険契約者・被保険者の悪意・重過失
第2章 生命保険契約の告知義務と診察医の悪意・過失
最近の判例/判例理論の検討
第3章 生命保険契約の告知義務―義務違反の効果
解除権の発生/解除権の消滅/解除権の行使/他
第4章 生命保険契約の告知義務違反と契約解除
第5章 告知義務違反と錯誤及び詐欺
判例の状況/学説上の諸見解/私見
第6章 詐欺による生命保険契約の取消とドイツ判例
日本法の情況/ドイツ法の関係規定/他
第7章 傷害保険契約における他保険契約の告知義務
判例の概要/他保険契約の告知義務の存在/他
第8章 最近の英国義務判例
内容説明
本書は、著者が最近の数年間に執筆した告知義務に関する論文八編を集めた論文集である。
目次
第1章 生命保険契約の告知義務―告知義務違反の成立要件
第2章 生命保険契約の告知義務と審査医の悪意・過失
第3章 生命保険契約の告知義務―義務違反の効果
第4章 生命保険契約の告知義務違反と契約解除
第5章 告知義務違反と錯誤及び詐欺
第6章 詐欺による生命保険契約の取消とドイツ判例
第7章 傷害保険契約における他保険契約の告知義務
第8章 最近の英国告知義務判例
著者等紹介
中西正明[ナカニシマサアキ]
1931年奈良県に生まれる。1954年京都大学法学部卒業。香川大学経済学部助手、講師、助教授、京都大学教養学部助教授、大阪大学法学部教授を経て、1994年大阪学院大学法学部教授、大阪大学名誉教授
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