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出版社内容情報
都市が発達するにつれ,土地所有権の様相は大きく変わってきた。
不動産金融の促進は土地の流動化を促し,一方で居住の安定と居住環境の確保は,
緊急の課題となっている。土地法を専攻する気鋭の研究者が,それぞれの専門を
生かしてこれらの課題に正面から取り組む力作。
《主な目次》
第1部 土地所有権の現代的な変容
ローマ法における土地所有権に対する制限=谷口貴都
土地所有権論小論=大西泰博
土地と建物との関係=三好 登
大深度地下利用と土地所有権=鎌田薫
第2部 不動産金融の促進と土地の流動化
信頼保護=多田利隆
土地情報の開示と登記のコンピュータ化=大木満
不動産取引・不動産金融と消費者法=後藤巻則
不動産の証券化=生田敏康
短期賃貸借=相川修
法定地上権=吉田和夫
第3部 居住の安定と住宅法
都市での住宅供給=寺尾仁
駐車場専用使用権論=丸山英気
住宅政策の比較研究=内田勝一
定期借地権=東川始比古
定期借家制度=藤井俊二
欠陥住宅と建築者・不動産業者の責任=松本克美
第4部 都市法の形成と展開
揺れる都市法=五十嵐敬喜
都市とリサイクル=鎌野邦樹
都市と高齢化社会=田山輝明
都市と墓地=浦川道太郎
内容説明
本書は、世紀の転換期に当たって、都市とその地盤である土地をめぐる土地私法の発展を総括し、今後の課題に処方箋を書くことで、この21世紀の土地私法の向かうべき方向を示そうとしたものである。
目次
第1部 土地所有権の現代的な変容(ローマ法における土地所有権に対する制限―社会の個人主義化と所有権の変化;土地所有権論小論 ほか)
第2部 不動産金融の促進と土地の流動化(不動産取引における信頼保護―民法177条の二面性と信頼保護法理;土地情報の開示と登記のコンピュータ化 ほか)
第3部 居住の安定と住宅法(誰が都市で困窮者に住宅を供給するのか―1990年代のフランス法の経験を例に;駐車場専用使用権論 ほか)
第4部 都市法の形成と展開(揺れる都市法―新旧パラダイムの交錯;都市とリサイクル―放置自動車問題 ほか)
著者等紹介
内川勝一[ウチダカツイチ]
早稲田大学法学部教授
浦川道太郎[ウラカワミチタロウ]
早稲田大学法学部教授
鎌田薫[カマタカオル]
早稲田大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。