現代の都市と土地私法

現代の都市と土地私法

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641132634
  • NDC分類 334.6
  • Cコード C3032

出版社内容情報

都市が発達するにつれ,土地所有権の様相は大きく変わってきた。
不動産金融の促進は土地の流動化を促し,一方で居住の安定と居住環境の確保は,
緊急の課題となっている。土地法を専攻する気鋭の研究者が,それぞれの専門を
生かしてこれらの課題に正面から取り組む力作。

   《主な目次》
第1部 土地所有権の現代的な変容
 ローマ法における土地所有権に対する制限=谷口貴都
 土地所有権論小論=大西泰博
 土地と建物との関係=三好 登
 大深度地下利用と土地所有権=鎌田薫
第2部 不動産金融の促進と土地の流動化
 信頼保護=多田利隆
 土地情報の開示と登記のコンピュータ化=大木満
 不動産取引・不動産金融と消費者法=後藤巻則
 不動産の証券化=生田敏康
 短期賃貸借=相川修
 法定地上権=吉田和夫
第3部 居住の安定と住宅法
 都市での住宅供給=寺尾仁
 駐車場専用使用権論=丸山英気
 住宅政策の比較研究=内田勝一
 定期借地権=東川始比古
 定期借家制度=藤井俊二
 欠陥住宅と建築者・不動産業者の責任=松本克美
第4部 都市法の形成と展開
 揺れる都市法=五十嵐敬喜
 都市とリサイクル=鎌野邦樹
 都市と高齢化社会=田山輝明
 都市と墓地=浦川道太郎

内容説明

本書は、世紀の転換期に当たって、都市とその地盤である土地をめぐる土地私法の発展を総括し、今後の課題に処方箋を書くことで、この21世紀の土地私法の向かうべき方向を示そうとしたものである。

目次

第1部 土地所有権の現代的な変容(ローマ法における土地所有権に対する制限―社会の個人主義化と所有権の変化;土地所有権論小論 ほか)
第2部 不動産金融の促進と土地の流動化(不動産取引における信頼保護―民法177条の二面性と信頼保護法理;土地情報の開示と登記のコンピュータ化 ほか)
第3部 居住の安定と住宅法(誰が都市で困窮者に住宅を供給するのか―1990年代のフランス法の経験を例に;駐車場専用使用権論 ほか)
第4部 都市法の形成と展開(揺れる都市法―新旧パラダイムの交錯;都市とリサイクル―放置自動車問題 ほか)

著者等紹介

内川勝一[ウチダカツイチ]
早稲田大学法学部教授

浦川道太郎[ウラカワミチタロウ]
早稲田大学法学部教授

鎌田薫[カマタカオル]
早稲田大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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