出版社内容情報
個人情報保護法施行にあわせ、厚労省が詳細なガイドラインを策定。その解説と、現場での取り組みなどを詳しく解説。
内容説明
2005年4月個人情報保護法施行。それにあわせて2004年12月に厚生労働省がガイドラインを策定し、その他関連する指針等も大幅に改正された。そのもとで、プライバシー性が高く、利用・管理に関して特殊な問題を孕む医療情報をいかに取り扱うか。医療・介護・医学研究などにおける個人情報保護の基本的な考え方を米国のHIPAA法をも参考にしつつ詳解し、法とガイドラインについて、最も重要な点をわかりやすく解説する。また、現場での取組みについても具体的に詳解する。
目次
第1章 医療における個人情報保護の歴史と背景
第2章 保護されるべき医療個人情報
第3章 アメリカにおける医療情報保護―HIPAA法と日本への示唆
第4章 個人情報保護法と厚生労働省ガイドラインが医療に与える影響
第5章 介護分野における個人情報保護
第6章 医学研究における個人情報保護―特に既存資料を利用する研究における本人同意原則の例外の必要性について
第7章 電子情報のセキュリティ対策
第8章 医療機関は具体的にどうすればよいか?
結び
資料編
著者等紹介
開原成允[カイハラシゲコト]
1961年東京大学医学部卒業。国際医療福祉大学大学院長・副学長
樋口範雄[ヒグチノリオ]
1974年東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授
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