出版社内容情報
現代社会は行政国家ともいわれる。国や地方自治体などの活動領域は近年いっそう広範となり,それだけ私人との間に紛争が生ずる可能性も増してきている。本書は,違法・不当な行政活動による権利侵害から国民を救済する法制度についての明快で標準的なテキストである。
民事訴訟法における文書提出命令制度の改正を織り込み補訂した最新版。
第1部 行政救済法総説
第1章 行政救済法の意義とその制度の種別
第2部 行政争訟法
第2章 行政争訟法総説
第3章 行政訴訟
第4章 行政上の不服申立
第3部 国家補償法
第5章 国家補償法総説
第6章 損失補償
第7章 国家賠償
第8章 結果責任に基づく国家補償
目次
1 行政救済法総説(行政救済法の概念とその制度の種別)
2 行政争訟法(行政争訟法総説;行政訴訟;行政上の不服申立)
3 国家補償法(国家補償法総説;損失補償法;国家賠償法;結果責任に基づく国家補償)
著者等紹介
芝池義一[シバイケヨシカズ]
1945年和歌山県に生れる。1969年京都大学法学部卒業。現在、京都大学大学院法学研究科教授
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