内容説明
本書は、行政(パブリック・アドミニストレーション)をもっぱらとした思索(=科学知)を、“アドミニストレーション”の新パラダイムでとらえ直し、同類(経営)ないし類縁(政治、法)の社会現象と一つの視野に収める総合知を確立しようとしたものである。“行政観”を戦略高地とするアプローチを取り上げ、従来の―日独における―行政研究のアポリア“行政学か行政法学か”にドイツの学説史を精査することで解決への展望を探った。
目次
第1章 行政現象学―アドミニストレーション学序説(行政と経営;行政と政治;行政と行政法)
第2章 行政観の史的変遷―アドミニストレーション史観へ(行政観―予備的考察;プレ現代の行政観―歴史的考察その一;現代の行政観―歴史的考察その二 ほか)
第3章 行政学と行政法学―両者離合の軌跡またはドイツ行政諸学史論(官房学としての誕生;警察学への成長;行政学と行政法学の分化 ほか)
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