内容説明
刑事訴訟法学の第一人者が語る刑事訴訟法の想い出の数々―法学教室連載「松尾浩也先生に聞く」、先師・友人を偲ぶ言葉、法学教室「巻頭言」など29編を再録。
目次
第1部 刑事訴訟法との五〇年(生い立ち(昭和三年~一六年)
中学校進学(昭和一六年~二〇年)
第五高等学校進学(昭和二一年~二四年) ほか)
第2部 師友を偲ぶ(「弔辞」(谷川浩一君)
書評「さむはら」(飯尾憲士君)
「弔辞」(片桐大自さん) ほか)
第3部 折々の想い(『法学教室』の創刊;法典の口語化;刑事立法 ほか)
著者等紹介
松尾浩也[マツオコウヤ]
1928年6月熊本県に出生。1973年4月東京大学法学部教授。1989年3月同定年退官、同年5月東京大学名誉教授。その後、千葉大学法経学部教授、上智大学法学部教授を歴任。1985年5月から91年5月まで日本刑法学会理事長。2000年9月法制審議会会長。2001年4月法務省特別顧問。2005年12月日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hisayparrish
1
松尾浩也教授の学識の深さ、教養の広さ、文章力の確かさ、人格の豊かさ、誠実さに圧倒された。年齢からやむを得ないが、惜しい方を亡くした。2018/04/05
G .Mahler
0
平成20年、法務省の某機関で勤務していた頃、たまたまこの本を著者のサイン入りで購入する機会を得た。しかし読む機会は今までなかった。読んでみると、深い理解にはもちろん至らないものの、インタビュー形式による著者の「来し方」を縦糸に、今まで物した様々な短めの文章を横糸にして、著者の人生が素晴らしい織物のように浮かび上がる。すでに亡くなられたが、人生の記録をこのような作品として残すことができて幸せなことだと感じた。2025/07/19




