有斐閣アルマ
戦後アメリカ外交史 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641123748
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C1331

内容説明

国際秩序の形成に決定的な役割を担う国アメリカの、戦後の外交を政権ごとに分析・考察した、読み応えある通史。G.W.ブッシュ政権の総括とオバマ政権発足の素描を加え、新版化。

目次

序章 アメリカの外交的伝統―戦前期の外交
第1章 戦後外交の起点―ローズヴェルト、トルーマン政権期の外交
第2章 冷戦の変容とアメリカの蹉跌―アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン政権期の外交
第3章 パクス・アメリカーナの揺らぎとデタント外交―ニクソン、フォード、カーター政権期の外交
第4章 冷戦終結外交と冷戦後への模索―レーガン、ブッシュ政権期の外交
第5章 新しい秩序を模索するアメリカ外交―クリントン政権期の外交
第6章 理念外交の軍事化とその帰結―G.W.ブッシュ政権期の外交
終章 アメリカ外交の新たな出発―オバマ政権期の外交

著者等紹介

佐々木卓也[ササキタクヤ]
1958年、北海道に生まれる。1981年、一橋大学法学部卒業。オハイオ大学大学院留学(1985‐87年)。1988年、一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得。関東学院大学法学部専任講師、同助教授などを経て、現職。その間、イェール大学客員研究員(1997‐99年)。現在、立教大学法学部教授(アメリカ外交史専攻)。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

9
国にとって大統領や首相というものは非常に大事な存在であり、彼らに能力がなければ国は容易にマイナスの方向へと向かっていくのではないだろうか。冷戦後のアメリカの動向、そして大統領の行った事柄など簡潔にまとめられており、非常に読みやすく、アメリカ外交史について知るための一歩としては最適。この本から、更に自分の興味のある分野を見つけ出し、詳しく突き詰めて行きたいとおもう。2013/10/23

間違いちゃん

6
孤立主義と国際主義が、共にアメリカ的な価値を守ろうとする点で共通していた(p.24)こと、ニクソン政権期のデタントが封じ込み政策の変更ではなく、むしろその延長であること(p.141)などが示唆的だった。父ブッシュが曲がりなりにも「新世界秩序」として冷戦後のビジョン(=アメリカを中心とした多国間協議)を示したのに対して、子ブッシュが「テロとの戦いの向こう側にあるはずの新しい国際秩序像」を提示できていない(p.277)という結びが印象的である。2013/06/17

リム子

4
概説書としてアメリカの外交史がまとめられている。デタントは封じ込めの延長線上にあったという記述は目を惹くものだった。最後の文献案内をもとに更に別な本を読み進めたい。2014/06/20

KJ

2
アメリカの歴史は、まさに大統領の歴史と言っても過言ではない。特に戦後の現在までの現代史において、時代時代のアメリカ大統領がどのような決断し、どのような政策を進めてきたか、また、ホワイトハウスで裏の事情、他国とのパワーバランスがどのように影響したのか、分かりやすく説明された本だった。単なる歴史教科書では味わえない面白みがある。2014/07/10

かじやん0514

0
突っ込むべき記述がちらほら見られた。スタンダード・リファレンスを目指すなら直してほしい。2011/01/07

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