内容説明
初学者にも楽しんでもらえるように、理論をやさしく解きほぐしました。特定の学派に偏ることなく、企業行動や規制・競争政策を体系のなかに位置づけ、理論と現実・政策との密接な関わり合いを感じ取れるように、工夫をほどこしました。
目次
産業組織論の課題と歴史
産業組織分析の基礎
独占企業の価格設定
自然独占と規制
参入の経済効果
ゲーム理論の基礎
寡占市場の理論
カルテル
市場支配力、集中度と市場画定
合併と企業結合規制
戦略的行動と市場の独占化
垂直的な統合と制限
著者等紹介
泉田成美[イズミダシゲミ]
1965年生まれ。90年、慶應義塾大学経済学部卒業、95年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、東北大学大学院経済学研究科教授
柳川隆[ヤナガワタカシ]
1959年生まれ。84年、香川大学経済学部卒業、93年、ノースカロライナ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、神戸大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山のトンネル
5
雑多な印象だが、読み込むと中身は濃いのかもしれない。自分には評価できない1冊。部分的に読むと、面白い項目もある。2022/04/14
葉
1
理論的に書かれているというよりは概略をグラフなどを通して説明されているという感じである。学派(シカゴなど)についての説明があり、利潤関数・独占・寡占について書かれている。カルテルゲームでは、軽い囚人のジレンマについて書かれている。ブランド内競争では再販売価格維持とテリトリー制について垂直や水平の外部性などについての関係性が述べられている。また、事例として、マイクロソフト事件による(Gilbert1999)などについて書かれている。2014/10/13
なかむら
0
2023年 179冊目2023/12/17