内容説明
難しい数式を抜きに経済学のおもしろさ、応用範囲の広さを実感できるよう工夫しました。ビジネスや公共政策に関する応用トピックも幅広く取り入れ、現実の例を解説したケース・スタディもふんだんに盛り込み、興味深く読み進めることができます。
目次
第1部 市場の機能と限界―ミクロ経済学の基礎を学ぶ(ミクロ経済学とは;消費者の行動;企業の行動;市場均衡と経済厚生;不完全競争の市場)
第2部 組織における情報と戦略―ビジネスを読みとく(ゲーム理論―戦略的思考と行動;不確実性と情報の非対称性;企業組織と市場;企業の内部組織;規業の市場戦略)
第3部 政府の機能と限界―政策を読みとく(外部性と公共財;税制、社会保障制度と分配;競争政策;規制政策;公共政策とミクロ経済学の新たな展開)
著者等紹介
柳川隆[ヤナガワタカシ]
1959年生まれ。1993年、ノースカロライナ大学Ph.D.。神戸大学大学院経済学研究科教授
町野和夫[マチノカズオ]
1957年生まれ、株式会社三菱総合研究所、北海道大学公共政策大学院などを経て現職。1996年、ノースカロライナ大学Ph.D.。北海道大学大学院経済学研究科教授
吉野一郎[ヨシノイチロウ]
1961年生まれ。1988年、ロンドン、スクール・オブ・エコノミクスM.Sc.。名古屋商科大学経営学部教授(2008年4月より同大学経済学部教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
1
学部初級レベルの本である。おそらく語句説明の問題対策には良いのではないかと感じる。企業理論について簡単にまとめられている本である。完全競争におけるプライステイカーの説明があり、グラフによる代替効果や所得効果について書かれている。生産フロンティアや費用曲線については見やすい感じにはなっている。競争市場における政策や、企業対企業におけるホールドアップ問題について書かれている。オークションに関する部分は理論的な説明はなく、どのようなメカニズムかについて書かれている。2014/10/13
He
0
ミクロ経済学について知りたくて購入した本でしたが、正直買って損したなと個人的には思いました。(あくまで個人的に何だかあくまで教科書といった形で話を進めていき、章の終わりには練習問題付きでした。公務員試験とかの試験対策や経済学部生の教科書といったものであったことと、一般人が普段使用しない言葉を無理やり使用している感から、表紙の面白さを実感できる工夫という売り文句に疑問を覚えます。本質的に理解したいなという人にはおすすめできません。2013/01/21
sagann
0
ちゃんと理解できていないところがちらほらあるので他の入門書も読みたい。数学用語を使わない説明のためにかえって分かりにい箇所があった。2012/11/20
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- 和書
- 機械音響学