出版社内容情報
戦後アメリカ経済は「パックス・アメリカーナ」として世界経済に君臨してきた。国内発展と世界経済 主導国としての役割の相互関係に注目しつつ,その形成と構造,変容と転換,衰退と再編を通し て,現代アメリカ経済の全体像とダイナミズムを明快に解き明かす最新テキスト。
序 章 世界的インパクトの源泉としてのアメリカ
アメリカの世紀/アメリカの経済発展のプロセス/本書の課題と構成
第1部 戦後パックスアメリカーナとアメリカの戦後経済システム
第1章 第2次大戦の戦時経済システム
第2章 戦後アメリカ経済の基本構造の登場
第3章 戦後パックス・アメリカーナの政治経済システムと「持続的成長」
第2部 戦後パックス・アメリカーナの衰退と転換
第4章 「持続的成長」システムの限界の顕在化
第5章 「レーガノミックス」と経済再活性の模索
第6章 「再編と転換の時代」としての1980年代
第7章 1990年代のアメリカ経済
内容説明
戦後のアメリカは、「パックス・アメリカーナ」として世界政治経済に君臨してきた。国内の経済的発展と世界経済主導国としての役割の相互関係に注目しつつ、現代アメリカ経済の変遷のダイナミズムと全体像を明快に解き明かした最新テキスト。
目次
世界的インパクトの源泉としてのアメリカ―現代世界経済におけるアメリカ経済の意義
第1部 戦後パックス・アメリカーナとアメリカの戦後経済システム―戦後「持続的成長」のメカニズムと構造(第2次大戦の戦時経済システム―戦後「持続的成長」構造の準備;戦後アメリカ経済の基本構造の登場―「持続的成長」の諸条件;戦後パックス・アメリカーナの政治経済システムと「持続的成長」―戦後企業体制と経済拡張循環)
第2部 戦後パックス・アメリカーナの衰退と転換(「持続的成長」システムの限界の顕在化―1960年代後半~70年代前半;経済再活性化の模索と金融的発展―「レーガノミックス」とそのインパクト;「再編と転換の時代」としての1980年代―戦後企業体制の組み替え;1990年代のアメリカ経済―長期好況・「ニューエコノミー」と構造問題の拡大)
著者等紹介
河村哲二[カワムラテツジ]
1951年、群馬県生まれ。1975年、東京大学経済学部卒業。1980年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。同年、帝京大学経済学部専任講師。1986年、帝京大学経済学部助教授。1995年、帝京大学経済学部教授。1998年、武蔵大学経済学部教授。2001年より武蔵大学総合研究所所長。専攻、理論経済学、アメリカ経済論、世界経済論
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