内容説明
かつて「七つの海」を支配したイギリス帝国は、大戦後に英連邦へと変身し、いまも世界の金融・情報の中心があり続けています。イギリスを、島国としてではなく「帝国」としてとらえた初めての通史。
目次
序章 イギリスの風土と社会
第1章 「イギリス」の成立
第2章 イギリス帝国の形成
第3章 パクス・ブリタニカの時代
第4章 帝国の変容
第5章 帝国からの自立
終章 新生イギリスの模索
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルーツ・リー
6
イギリス研究。 一般書と学術書の中間あたりに位置する本で、やはり、一般書では書かれなかった事柄が、学術書になると書かれるようになる。 イギリスを語る上で、「産業革命」だとか「世界貿易」だとか「植民地支配」などは、どうしたって避けては通れないテーマだと思うのだが、一般書では、代々の国王のエピソードを紹介するのみで、経済の事よりも、「王冠を賭けた恋」だとか、エリザベス女王誕生おめでとう!とか、ゴシップのような話が前に出て来る事も多い。 何かを学ぼうと思ったら、最後は学術書に達さないといけないという事だろう。2022/03/29
Керенский
1
イギリスというよりは、副題にもあるとおり大英帝国の歴史。主にイングランドとスコットランドやアイルランド、そして時代が下れば本国と植民地の関係を中心に政治史が描かれている。通史としては山川世界各国史よりも分量がコンパクトで読みやすく、イギリス史の入門書としては最適。2014/08/31
ぴー
1
ちゃんとした歴史の本なので読むのに少し時間がかかるが、おもしろい内容。イギリスの歴史の本質的な部分を学びたい人におすすめ。2013/01/20
Kiyoko
1
これも高校時代だなぁ。高校生のとき、進学校だったのに、勉強もしないで本ばっかり読んでいた事が、今更ながら解った私って、バカ?w
まりえ
0
漠然とイギリス帝国の繁栄はすごかったんだろうなと思っていたいが、国内で起きるテロや暴動、植民地との戦争、経済問題等、様々な課題を抱えてきた国どということがを知った。2014/04/29
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