内容説明
200年に及ぶ経済学の歩みを、経済社会の発展の歴史とかかわらせて平易に解説しました。すべての経済学の発展は、その時代の直面した経済問題の解決をめざした苦闘の歴史です。そのような人間の営みとしての経済学を、生き生きと描き出した斬新な経済学入門です。
目次
第1部 経済学の生誕と形成―19世紀の経済と社会(ヨーロッパ世界と近代経済―書き換えられる世界地図;マネーゲームと「国民経済」の展開―秩序なき戦いに賭けるプレイヤーたち;貨幣と富と労働と―秩序と不安のはざまで;資本制経済の胎動―イギリスの繁栄の光と影 ほか)
第2部 経済学の展開と変貌―20世紀の経済と社会(国際機関の設立へ―多国間の調整をめざして;経済学の新しい展開―試行錯誤のなかから;市場の役割と政府の役割―失敗を乗り越えて;大衆消費社会の到来―20世紀資本主義とは ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
88
初級者向けの経済学の本です。さらっと通読できます。経済の歴史と理論を交えて解説してくれています。私は序章の「物語としての経済」が面白くもう少しページを割いてくれないかと思いました。キーワード、演習問題、参考文献が各省の最後に掲載されていて参考になります。2018/10/14
チバタリアニズム
1
扱っている内容が素晴らしい。経済体制の歴史。日本語がいやらしくて読みづらい。それほど難しくはない。最後半で面白くなった。2014/01/03
えぞしか
0
初学者ゆえ、わからない単語は多かったが概略をふんわりと学べた気がする また色んな本を読んだあとに戻ってきたい2024/02/23