出版社内容情報
会計史の入門的テキスト。
会計とは何か,会計の起源,各国への伝播,日本への導入,近代会計制度の成立などを,
古代ローマから産業革命以後までの社会・経済の発展を背景に平易に解説。
会計史や会計学総論・会計学の学習に,また歴史書としても興味あふれる好著。
《主な目次》
序 章 会計の歴史にふれる
1 本書の意図
2 会計史の雰囲気にふれる
第1章 対象と方法
1 簿記と会計の監査
2 機能と構造
3 前 史
第2章 複式簿記
1 単式簿記と複式簿記
2 ルカ・パチオリ
3 複式簿記の起源
第3章 期間計算
1 複式簿記の伝播
2 期間損益計算
3 複式簿記の伝播(続)
第4章 近代会計の成立環境
1 株式会社の生成
2 産業革命
3 近代会社法の生成
第5章 固定資産会計
1 発生主義
2 減価償却
3 複会計システム
第6章 近代会計制度
1 監 査
2 会計プロフェッション
3 近代会計制度の成立情況
内容説明
簿記・会計・監査の誕生から現代の会計制度の成立までをたどりながら、会計制度の基本的な枠組みを理解できるようにした好著。
目次
序章 会計の歴史にふれる
第1章 対象と方法
第2章 複式簿記
第3章 期間計算
第4章 近代会計の成立環境
第5章 固定資産会計
第6章 近代会計制度
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃん
20
複式簿記、期間損益計算、発生主義、監査など、近代会計制度が出来上がるまでの歴史がイタリア、オランダ、イギリスというように欧州の商業や資本主義の発展の流れとともにざっくりと解説されている印象。あまり好きになれない文体だったが、会計史の概要を掴めたような気がする。2017/08/14
クマリン
1
簿記の勉強を始めた頃に、そもそも会計って何なのかを知るために読んだ一冊。会計でも化学でも歴史を絡めて解説すると、幅広い層に受け入れられる魅力を帯びると思いました。2014/02/16
葉
1
会計の歴史である会計史について書かれている。会計は殆ど知識がないので手にとって見たが、あまり好きにはなれそうもないと思った。リチャード・ブラウンやルカ・ぱちおりなどの人物も全く知らない。発生主義という言葉や複式簿記もよくわからなかったが、言葉のみで説明してあるので読めばわかるという感じである。中世ヨーロッパの封建からシステマチックになっていくことがわかった。2015/03/13
ハラ
1
会計史の歴史の浅さがよくわかる。文献案内が便利。2014/07/03
すずきん
1
この本は、会計史の大きな流れを軽く触れるにとどまっているが、各章ごとに参考文献についての説明があり、最初の一冊として期待以上の内容だった。2014/01/13