出版社内容情報
精選された最重要判例を体系的に整序のうえ,簡潔・的確な解説を加える,判例解説書の決定版。2017年の民法(債権法)改正に対応。近時の重要判例をカバーするなど,収載判例の見直しやアップデートも行った。総則・物権関連の重要判例を計101件収録。
〔総則〕
? 一般条項
? 人
? 法人
? 物
? 法律行為
? 代理
? 無効および取消し
? 条件
? 時効
〔物権〕
? 物権総則
?物権的請求権
?物権変動の時期
?不動産物権変動
?動産物権変動
?明認方法
? 占有権
? 所有権
? 入会権
? 留置権
? 先取特権
? 質権
? 抵当権
? 譲渡担保
? 所有権留保
計101項目
潮見 佳男[シオミヨシオ]
編集
道垣内 弘人[ドウガウチヒロト]
編集
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
4
最も定番の判例集。雑誌サイズで文字がぎっしり詰まっているので、普通の本に慣れているとつらいが、副読本としては、軽いし、各判例が見開き2頁で開いておけるので便利なのだろう。一応、電子書籍版もある。資格等の学習用途としては概要と判旨が重要だろうけれども、読みどころは解説で、それぞれの判例が法律の解釈上どうして重要か、学説史を述べ上げたうえで、最後に判例の射程を定める手際は、それぞれの学者ごとに職人的な美しさがある(もちろん上手さには差があるが)。読むには体力が要るが、いっそ難解なパズル雑誌と思って楽しみたい。2020/02/11