内容説明
法学の入門書として絶大な支持を得てきた現代法学入門=待望の第4版。平易な叙述を維持しつつ、その後の法の制定・改正を織り込み、一層の内容充実を図った。
目次
第1章 法とは何か(法と社会生活;法と道徳 ほか)
第2章 法の適用(法と裁判;裁判の基準となるもの ほか)
第3章 法の体系(法の分類;国家と法 ほか)
第4章 法の発展(法の発展と社会の発展;自然法と歴史主義 ほか)
著者等紹介
伊藤正己[イトウマサミ]
1943年東京大学法学部卒。東京大学名誉教授
加藤一郎[カトウイチロウ]
1943年東京大学法学部卒。東京大学名誉教授。弁護士
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感想・レビュー
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月讀命
53
今、巷では安倍首相、政府与党を中心に『集団的自衛権』、『憲法9条』、『憲法改正』など『法律』に関して騒がしい。そもそも『法律』、『法』とは何だろうかと思い読んでみた。『法』というものを抽象的にではなく、具体的に把握出来る様に、法学を孤立した体系としてではなく、他の社会科学と関連させて理解できる様に、解り易く解説してくれる本である。法の制定、改正、判例、学説についての新たな見解をも加えながら根本的な所から教えてくれる。入門書という事なので、易しく記載されている(らしい)が、初心者にとっては、右から左である。2014/06/19
新みつかん
12
基本事項の再確認のために。コンパクトで使いやすい。2015/07/17
あなた
11
わたしは教員免許をとるために法学の単位をぜがひでも取らなければならなかったので一所懸命に読んだ。でも、国語教師にはなれなかった。法学の単位さえ取れなかった。なにひとつ、守ることもできなかった。でも、そんなひとでも、立派に法はわたしたちを守ってくれる。お買い得の1200円。あなたはうまい棒120本とこの本、どちらをとりますか?2009/07/27
吉野ヶ里
10
現代社会の授業でこんなんやつ、やったなあと思いました。面白く読みましたが、国際法の辺りから、話の筋が終えてません。2016/02/09
鳩とほっとしょうが
4
法学の本を初めて読んでみた。法という概念から、適用される場面、種類、解釈の方法、具体的な体系、と網羅的に取り上げられていて、法学という分野の範囲がなんとなくわかった。学んでいくほど(というほど学んでいないけど)、法というものについての今までの理解が、誤っていたと言ってもいいほど一面的なものだったな、とびっくりさせられる。ある程度学んでやっと気づくことができるようになる、世の中そういうことが多いんだな、と最近思うようになった。2025/06/15