内容説明
小学校時代に塾に通わせるのがいいのかどうか、理想と現実のはざまでゆれ動いている多くの親の気持ちを受けて、母親の眼で進学塾とその周辺の親や子どもを追い続けたのが、この本である。進学塾に対する消費者運動のつもりで、私はこの1冊を書いた。
目次
幼い戦士たちの朝
1 飽塾の時代に(中学受験界に君臨する四谷大塚進学教室;中学受験一筋にかける日能研;企業路線をひた走る国立学院と東進スクール;その他の特徴ある塾)
2 迷える親たちは(私立中学入学断念の背景;志望校への最短距離を走るとき;親子で演じたシーソーゲーム;モーレツ塾特訓が残したもの)
3 進学塾の功罪(私立中学受験ブームの背景;二重構造の中で問われるもの;塾のメリット・ディメリット)
4 塾通い総決算―大学生・社会人になってみて